豆柴のブリーダー・摂州宝山荘の考えを分かりやすく解説いたします

当犬舎の考え

犬の性格

犬というのは飼い主に忠実で、最高のパートナーでもあります。しかし柴犬は「噛みつく」「威嚇する」「恐い」というイメージを持っておられる方がまだ沢山います。日本犬は昔から番犬として重宝されて来ましたが、「吠える」「威嚇する」ということは番犬として育てたからです。私はフレンドリーな豆柴を繁殖する事を心掛け、どこに連れて行っても人気者である事を理想とします。その為には幼少期からの人間への警戒感を薄め、信頼関係を築く事を重要視しています。
まずは産まれてすぐの子犬に、「母親と人間の匂い」を教えます。毎日毎日子犬を抱き上げ、人に慣らすとともに、母親も飼い主を信頼しているので、子犬と遊ぶ間でも心配をせず尻尾を振って一緒に遊びます。人を信頼している母犬を見て育つ子犬は、自然と人を警戒する事がなくなり、幼少期からでも人間と信頼関係を持って育ちます。逆に子犬を取り上げられ警戒する母親を見て育つ子犬は、母犬をまねて警戒します。そうして数十代と代重ねしてきているので、当犬舎の子犬はとてもフレンドリーで、オス犬でさえも飼い主以外に尻尾を振る事も多いです。恐い柴犬のイメージを豆柴で払拭する事が出来ればと思います。そういう意味で当犬舎の子犬は、番犬に向かないかもしれません。
豆柴に限った話ではありませんが大きくなったら売れないという理由で、生後30日程で母犬や兄弟犬から離され店頭に並ぶ子犬達が多くいました。母犬に教えられることもなく、兄妹犬とも接した時間が短いので、犬の本能が備わっていないまま飼育される事で、性格的に難があったり、問題行動を繰り返し、飼い主の言う事すら聞けない。そんな子犬たちが大きくなり手に負えないという理由で捨てられたり、殺処分されたり悲惨な目にあって来ました。しかし、当犬舎は、フレンドリーでありながら勇猛果敢という本能は失われぬよう、子犬の社会化期を作る事を早くから取り入れ、生態を無視し、販売目的だけのペットショップには一切子犬を譲る事なく、生後60日程度までは母や兄弟と一緒に過ごし、きちんと社会化期を過ごした子犬をお譲りしてきました。そのお陰で、豆柴をお譲りした飼い主のもとで、地域に溶け込み入気者となった豆柴を見て「あの豆柴どこで買ったんだろう?」と飼い主に尋ね、当犬舎をご紹介してもらえるという事が非常に多い特殊な犬舎でもあります。

ペットショップとは違い多くの子犬が予約待ちとなる場合もあります

見てすぐ子犬を購入できるペットショップとは違い、多くの子犬が予約待ちとなる場合も有り、子犬の社会化期はお渡しできないため衝動買いが出来ません。予約してでも待っていただいているお客様は本当にありがたいです。そういう方こそ、縁のある子犬をお譲り出来ていると思います。
また、この犬舎は歴史が長いので、豆柴2代目3代目と末永いお付き合いのある方も多いです。十数年間、当犬舎の豆柴を大事にしていただき、天寿を全うした後に再度、当犬舎の豆柴が良いと再度お求めになられます。そういうお客様は私の知らない犬舎の歴史も知っていますので、思い出話と共に、深い交流を続けております。
当犬舎では諸般のブリーダーの様に、「うちの子犬を譲ってやるんだから言う事を聞け」みたいな上から目線はありません。我が子を送り出す立場として、末永く愛情を持って育てていただきたいので、子犬の立場で送り出します。契約書と子犬だけではありません

飼う前から用意して欲しい物や、犬を飼うための事前注意事項提示、他所には無い飼育書等もお配りし、購入後のフォローもしっかり行っております。何よりも、子犬の質に皆様喜ばれます。それがこの業界では珍しいリピーターの多さに繋がっているのでしょう。豆柴のプリーダーは多く存在しますが、他と比較されてるお客様にも、対応の良さ、豆柴への思い入れ、細かい説明、何よりも見学時に粒ぞろいの豆柴を確認し、「ここなら間違いない」と見学者の9割が、後日予約のお申込みをされてお待ちしていただいている事がその証です。見に来てもすぐには買えないが、見学したお客様のほとんどが予約をするというのは、この業界では特に珍しいことです。

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